サロベール錠50mg、100mg錠の医薬品情報
◆一般名
アロプリノール錠
◆効能又は効果、用法及び用量
下記の場合における高尿酸血症の是正:
痛風、高尿酸血症をともなう高血圧症
通常、成人は1日量アロプリノールとして200~300mgを2~3回に分けて食後に経口投与する。年令、症状により適宜増減する。
◆作用機序
アロプリノールは、生体内プリン体異化過程の一つの酵素であるキサンチンオキシダーゼを阻害することによって尿酸の生成を抑制し、血中及び尿中の尿酸値を低下させる。
アロプリノールは体内でオキシプリノールに代謝されるが、オキシプリノールもアロプリノールより弱いが同様の作用を有しており、かつ体内における消失速度はアロプリノールより緩徐である。
これらのことから、投与後数時間はアロプリノールが、それ以降はオキシプリノールが作用の主体をなすと考えられる。
◆注意点
急性痛風発作がおさまるまで、本剤の投与を開始しないこと。
投与初期に尿酸の移動により、痛風発作の一時的な増強をみることがある。〔血中尿酸値を測定しながら投与し、治療初期1週間は1日100mg投与が望ましい。〕
本剤投与中に痛風が増悪した場合にはコルヒチン、インドメタシン等を併用すること。
使用中は摂水量を多くし、1日の尿量を2L以上とすることが望ましい。